

75歳、現役送迎ドライバーが語る「働くこと」の本質——多彩な経歴が生んだ、介護現場の頼れる存在
人生の積み重ねが、今ここに結実する デイサービスの一日は送迎から始まる。利用者が最初に会うスタッフは運転手であり、その第一声が安心感をつくる。古田さん(まもなく75歳)は銀座店の開業当初から関わるスタートメンバーで、送迎を中心に車両管理や配車調整でも頼られてきた。管理者の荒木さんとは前職「しあわせ」時代から約15年の付き合いで、長い時間が育てた信頼がチームの土台になっている。 ホテルマンから運送業へ 古田さんの原点はホテルでの接客経験にある。初対面の相手の緊張をほぐし、自然に心を開いてもらう感覚は、いまの送迎でも生きている。 その後は運送業界で約10年。トラックの運転だけでなく、車両メンテナンスや事故対応の流れも経験した。安全の基本として身についた「かもしれない運転」は、利用者を乗せる現在の業務の核になっている。 介護の世界への扉 介護に入ったきっかけはヘルパー実習だった。実習先「しあわせ」で声をかけられて入職し、当初はデイサービスに配属されるも「合わない」と感じ、訪問介護へ転じた。 訪問介護では掃除・料理・おむつ交換・入浴介助などを担当。最初は
4月27日
